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フィルタリング設定で迷惑メールをブロック!

メールソフト(クライアント)のフィルタリングは、初期状態では何も設定されていません。

この為、設定しないでそのままメールソフトを使い続けている方が多いと思います。一部のプロバイダではユーザーが設定しなくとも、メールサーバー側で迷惑メールのフィルタリングを行っているようですが、受信者側でもフィルタリング設定を行い、迷惑メールを受信しないようにした方が良いでしょう。

フィルタリング対象の主要項目

  • 送信者アドレス(送信者名)
  • 件名
  • メール本文

など、メールソフトによって多少の違いは有りますが、同じような項目が予め複数用意されています。

フィルタリング適用後の処理

  • ゴミ箱へ移動・削除
  • 指定したフォルダへ移動
  • メールサーバーから受信しない
  • メールサーバーから削除

などが一般的です。

注意したいのは、フィルタリングの対象項目によって、指定できる処理が限られる点です。

通常はフィルタリング対象をメールヘッダ内に記録された項目で行わないと、メールサーバー側で受信する前に迷惑メールの処理を行う事が出来ません。これは、たとえ迷惑メールで有っても第三者(プロバイダなど)がメールの本文をスキャンする事は、プライバシーの侵害や通信の秘密保持に抵触するからです。

『メールサーバーから受信しない』 に設定した場合は、一定期間メールサーバー側でメールを保管した後、メールサーバーから完全に消去されます。保存期間は各プロバイダによって異なりますが、1ヶ月(30日)間が多いようです。

フィルタリングの限界について

「フィルタリングの設定をしているのに迷惑メールを受信してしまう...なぜ?」
こういった相談をよく受けますが、迷惑メールのフィルタリングには限界が有ることを忘れないで下さい。

特にNGワードによるフィルタリングはキーワードを含む、または合致した場合に適用されるので、キーワードを変化させたり、画像化された場合は、フィルタリング設定を簡単にすり抜けてしまいます。

以下はその具体事例です。

薬物系の迷惑メールをフィルタリングしようと、NGワードに「Viagra(バイアグラ)」を設定しました。
しかし、敵(?)は悪知恵を働かせ、「Viagra」を「V1agra」や「V_i_a_g_r_a」、「Vaiggra」などと、まるで「言葉遊び」の様に、NGワードを変化させ、件名や本文に書き込んで送信してきました。 (「BYE_AGRA」と表記された迷惑メールには、ほとんど脱帽モノです...。)

このようにNGワードを表記されたら、どれもNGワードに該当しないので、いとも簡単にフィルタリングをすり抜けてしまいます。その都度、変化させたNGワードを追加していけば良いのですがキリが有りません。つまり、「特定の名詞を対象としたNGワードの指定には限界がある」という事です。

出会い系の迷惑メールに多く記載されている性的な表現や、扇情的な日本語は比較的フィルタリングし易いのですが、フィルタリングをすり抜ける方策が出現するのも時間の問題かもしれません。

効果的なフィルタリング設定例

特定の名詞を対象としたNGワード指定には限界がありますが、「ドメイン名」をNGワードとしたフィルタリング設定にすると、フィルタリング効果が劇的に向上します。

※「迷惑メール検索」でドメイン名(リンク先ドメイン)が表示されるので参考にして下さい。

迷惑メールには、サイトに誘導するためのURLが、ほぼ100%本文に記載、もしくは設定されています。リンク先のURLに含まれるドメイン名ならば、重複するモノが無く、表記を変化させる事も不可能なので、必ずNGワードのフィルタリングに引っ掛かります。

「迷惑メールをプレビュー表示するか、開封しないと記載されたリンク先が見えない!」とか 「どこにリンク先のURLが設定されてるか判らん!」とよく言われます。

確かに、迷惑メールをプレビュー表示・開封するにはリスクが伴いますし、リンク設定された部分が判別出来ないHTML形式で書かれた迷惑メールも有ります。中には、テキスト形式でプレビューしてもURLが見当たらないメールさえ有ります。

プレビュー表示・開封しないで、リンク先の「ドメイン名」を見つける方法をOutlook Expressの場合を例に紹介します。

1.迷惑メールの選択

テキスト形式でプレビュー表示してもURLが表記されてないメールです。

テキスト形式でのプレビュー表示

2.メール形式の確認

プレビュー画面右上の「クリップ」をクリックすると、HTMLファイルが表示されるので、このメールはHTML形式で送信された迷惑メールであると確認できます。ここで添付ファイルを開かないように注意してください。

メール形式の確認

3.対象メールのプロパティ

対象メールを右クリックしてメニューを表示し、「プロパティ(P)...」を選択します。

対象メールのプロパティ

4.インターネットヘッダー

[詳細]タブを選択し、[メッセージのソース]ボタンをクリックします。

インターネットヘッダー

5.メッセージソース

メールヘッダとHTML文で書かれた本文が表示されます。

右側のスクロールバーを移動させ、<a か href= もしくは、 http:// で始まる部分を探してください。この部分に間違いなくリンク先のURLが記載されています。

メッセージソース

6.リンク先ドメイン名の特定

<a か href= もしくは、 http:// で始まる部分が見つかったら、今度はドメイン名を探します。大抵はhttp:// のすぐ後ろに記載されているはずです。

この例では、juicyteenies.com がリンク先のドメイン名になります。

リンク先ドメインのチェック

7.ドメイン名のコピー

マウスの左ボタンを押しながら、ドメイン名だけを正確になぞり範囲指定します。

範囲指定した部分で右クリックするとメニューが表示されるので[コピー(C)]を選択します。

範囲指定する際に、http:// や www. を含めないように注意してください。これらを含めると、迷惑メール以外のメールもフィルタリングの対象となってしまう場合があります。

ドメイン名のコピー

後はウインドウを閉じ、メールソフトのフィルタリング設定「本文」を対象に、NGワードとしてコピーした「ドメイン名」を貼り付けて「一致する場合」と条件指定し、「削除」を動作指定すればOKです。

※ドメイン名を貼り付ける際にも、http:// や www. が含まれていないか注意してください。

この方法は、迷惑メールの形式を問わず、HTML形式、テキスト形式を問わず有効です。

全文が画像で、リンクの設定もされていない迷惑メールはフィルタリングをすり抜けてしまいますが、未開封のまま「ゴミ箱」に迷惑メールを自動的に移動されるので、うっかり開封してしまう危険も低減され、手動で削除する手間も確実に省けます。

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