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電子メールとIPアドレス

メールヘッダを確認する時に重要な情報は、IPアドレス と ホスト名(ドメイン) です。この二つの情報に不審な点があれば、そのメールの出所と内容について警戒する必要があります。

IPアドレス はインターネットの住所

インターネットを使ってホームページを見たりメールを送信するためには、その参照先や送信先が特定できなければ互いに通信が出来ません。
このインターネット上で「場所」を特定するための「住所」が IPアドレスになります。

現在、インターネットには数十億台のコンピューターが繋がっていると言われます。
ここで言う「コンピューター」とは、パソコン、サーバー、携帯端末、ルーター、ゲーム機、家電製品など、その規模や形状に関係無く、ネットワーク・インターフェースを備え、TCP/IP を介してインターネットに接続されているすべての電子機器を指します。

この数十億台の中から対象のコンピューターを見つけ出すために、インターネットに繋がっているコンピューターには、必ず1つ以上の固有のIPアドレスが割り当てられています。

現在このページをご覧になっているあなたのPCにもIPアドレスが割り当てられています。

Windowsを使用している端末でIPアドレスを調べるには ipconfig コマンドを使います。

ipconfig コマンドの実行例

ipconfig コマンドの実行例

下の図は、インターネットとIPアドレスとの関係を図にしたものです。実際には、インターネットと各機器を結ぶ為の中継設備(モデムやルーター等)が入りますがここでは省略しています。

点線は DHCP により、一時的に グローバルIPアドレス が割り当てられていることを示します。
右上の青線部分は、インターネットとの接点(ルーター)のみにグローバルIPアドレスが割り当てられ、内側のパソコンには プライベートIPアドレス を割り当てています。

IPアドレス/DHCPモデル図

現在の IPアドレス は、IPv4として32bit(2の32乗)の2進数で表現されますが、読み易さなどを考慮して 8bit ごと「. 」(ピリオド)で4つに区切り、それぞれを 0~255 の 10進数に変換して表現しています。

2の32乗で約43億個(42億9496万7296)のIPアドレスが使えることになりますが、一定の規則に基づいて運用されているため、約43億個の全てが使えるわけでは有りません。

IPアドレス空間

下の図は、IPv4のIP-Address 空間モデルを図にしたものです。
一定の範囲でクラス(class)に分割されており、Class DとEは、特殊領域とされています。( )の数値は、プライベートIP-Address として自由に使用することができます。

一般的に家庭内や社内のLAN の端末には、多くの場合、このプライベートIP-Addressを割り当てます。他にもループバックアドレスなどの特殊なアドレスが規定されています。

IPv4のIP-Address 空間 0.0.0.0~255.255.255.255
IP-Address 空間

IPアドレスは、ICANN という団体によって一元管理されています。

ICANNから更に各地域の下部組織(地域インターネットレジストリ=RIR)に割り振られ、そこから更に各国のNIC(Network Infomation Center=ネットワーク情報センター)によって、団体や事業者(プロバイダ)に割り当てられています。

迷惑メールの送信に使用した端末やメールサーバーにも必ずIPアドレスが割り当てられています。インターネットに接続して迷惑メールを送信してくる限り、迷惑メールの送信者もIPアドレスからは逃れられないわけです。迷惑メールの送信者は、IPアドレスを偽装、若しくは改ざんして送信して来るのでメールヘッダに記録されたIPアドレスをそのまま信用するわけには行きませんが、フィッシングメールを見破る重要な手がかりになります。

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